同じ事を繰り返している

　大好きな人の夢をみた
　
　　そうしたら
　　もう
　
　どうしようも
　なくなってしまった

『夢みた朝を憶えてる？』

　しびれるように甘く哀しい
　あの熱情

フルバ3巻にて引用。

昔の、夢。
ヒトを想い、ヒトを畏れた頃の。
…今も変わらないって？あはは。

今も昔も、変わらないことは変わらないんですけれども、
あの頃は、まだ知らないことも多かったから。

好きだと想う心
好かれたいと望む自分
でも、それは叶わない願いだと知っていて
自分に言い聞かせて
相手の事をからかったり
でも、嫌われるのを畏れて
厭なモノは見せないようにしようと
存在するだけで厭なものであるのなら
せめて優しい人間になろうと
頑張ろうとしていた　自分。

せめて　ヒトの邪魔にならないように　生きようと　想って

好きになってくれなくてもいいから、
私を選んでくれなくてもいいから、

きらいにならないで　ください
近くにいることを　赦してください

怖い顔じゃなくて、笑っていてほしい

私が邪魔になったらいつでも離れるから
嫌われないように　私からは何も云わないようにしよう

でも　本当は

私という存在を　誰かに受け入れて欲しい
仲間にいれて
嫌わないで
居場所がほしい

嫌がられるのを畏れて　逃げてばかりだけれど
望んでばかりで
欲しがってばかりだけれど

…悪い　ことですか
いけないことでしょうか

望んでは　いけませんか

…信じていないのかな
信じたい
でも…　こわい
それが駄目なのだろうとわかっていても…

何処まで近づいてよくて
何処からが駄目なのか

逃げることは悪いことではないと　云ってくれた貴女

一度逃げてしまうと　帰ることが出来なくなって
好きだと云ってくれたヒトに嫌われるのを畏れて
嫌われる行動をしてしまう

いつだって　私は
自分で望んでいるものを
自分で　壊している

そして　後悔して　ひとりで涙を流すのだ

昔も　今も