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雪が、綺麗だ
白い結晶がキラキラして、空を舞っている。 ここには、大きな氷の岩がある。 透き通っていて、ダイヤのように輝いている。 その氷の岩は不思議な事に、解けて無くなる事はないらしい。 雪が降っていて、寒いからかな？ 私達は、それを観ている。 ずっと、観ている。 前は、ふたりで。 今は、ひとりで。 とても美しくて 今は少し哀しくて 涙が出そうになる。 その私は、まだ生きていて。 音は消えて、 どうしようもなくなって。 氷に反射する光や雪を、ただ観続けている。 PR
根本的なところは変わらない。
あの「S」が「しずか」だったことも 屋上の手すりを超えてみるところも なにかを、のこして たとえば「彼女」や「彼」が私には何となく理解できるものだったとして たとえば「それら」は「人間失格」だったとして 私が同じでもなにもおかしくはない。 今はただ、別のことに意識をそらしているだけで きっと、いつか、また、おなじ、ことを 繰り返す 「たとえばここで動かなければ私はこのまま死ぬでしょう」 ゆるされない罪 深い深いモノから目をそらして笑おうとする日々 拮抗するように壊していくモノ 余裕なんてない 忘れてない 覚えている ちゃんと でも、それを伝えなければ忘れていることと同じ だと思われているだろう。 友人たちと楽しげに話しながら歩く道の横を通り過ぎる車にみる赤とか 建設中の建物を見たり高いビルをみたりしてあの一番上からの眺めはどれだけ綺麗で怖くて近付いてくる地面はどれだけ速いのだろうとか どうすれば綺麗に死ねるとか簡単に死ぬとかを授業で聞いて先生や生徒が笑っていたりするのを見て微笑んでいたりとか その方法を忘れずに覚えていることとか 歪んで、いる ただ甘えているだけの何もできない、人間ですらないイキモノなのに 繕って怖がって怯えて、いる。
誰も、いない
誰も、いない なにも、ない 空虚 からっぽ 何で生きているの？ 何で死なないの？ 何も ない くせに 何故だろう 何も視えない 何も聴こえない ただ、赤いモノを望んでいる 美しいモノを 如何して ぴしり、と心にヒビが入る 私は何処へ行ってしまったの？ 彼女は何処へ行ってしまったの？ ぴしり、ぴしり。 崩れて行く
ずっとずっと、心が悲鳴を上げてる
彼が、彼を、あの子が、あの子を、 求めて、求めて、削られている 貴方は今何処にいますか？ 貴方は今誰といますか？ 私は、私はずっと ずっと貴方を 思って、想って、 思い出して、想い出して 昔の痛みを感じている 貴方は、私を見てはくれない？ 貴方は、誰かを見ているの？ それでもいい 貴方の顔が見れるだけで 貴方の声が聞けるだけで 貴方と話ができるだけで 私の力になるの 出来れば、私を見て 笑いかけて、ほしい 触れて、あたたかさを教えてほしい でも、それが叶わないのならば 嬉しかった思い出を 楽しかった想い出を 忘れないように、その中で生きさせて 遠く淋しい想いが昔を想い出させる 其れは辛く、甘い記憶 心に深くふかく、閉じ込めた想い。
汗を拭こうとした瞬間のあの表情
恐怖に満ちた顔 瞳 震える体 ああ、なんて 壊したい ころされるとおもった、なんて なんてきみは おもしろいんだ そんなの、 期待にこたえたくなるじゃないか もっと恐怖に染めたくなる ぞくぞくする こわれたモノが こわそうと蠢く |
