【謳いたかった】

戻りたいなぁ

謳いたかったんだ。
謳がスキで、
褒めてもらいたかった
覚えていて欲しかった

きっと、もう、覚えているヒトは居ないだろう

向こうに帰っても
私を覚えているヒトは居るんだろうか

ワタシは、覚えているんだろうか

何処にも行きたくないデス。
ワタシは此処に居たいデス。
でも、ずっと同じ処には、居られない。
このままでは、居られない。

でも、向こうに戻るのなら…

*

君はまだ生きているのだろうか。
それが怖くて、
怖くて、確認するのが怖い。
カラダを壊して、ココロを壊していないか。

ワタシより先にいくことは、赦さないよ。

*

早く迎えにきてくれないかなぁ。

*

謳わせてください。
教えてください。
思い知らせてください。
粉々になるまで、壊れてしまうまで、
二度と聴きたくないと
認めてくれないのなら
壊してください。

*

如何して、君はそんなに素直なんだろうね。
君は黒いと云うけれど、
僕は君が純粋で素直すぎると思うよ。
昔僕が考えて、捨てたモノを、
今君は悩んで、苦しんでいるんだよ。
君は得られるんだろうか。
それとも同じ様に捨ててしまうのだろうか。

君には、笑顔で居て欲しいんだけれどね。

選ぶのは、君だから。

*

ワタシは疫病神なんです。
一緒に居る事は出来ないんです。
総てに侵食して
ココロを壊そうとするんです。
カラダを壊そうとするんです。
ワタシと一緒に居てはいけません。
ワタシに近づいてはいけません。

ワタシは、ヒトリで居るべきなんだよね。

もう、何も、視ないよ。

これ以上苦しめるくらいなら。

早く居なくなるべきなんだよ。

総ての記憶を
消してしまえばいいんだよね。

逃げてるだけだけどね。