カゲ

”ソレ”は私が遠ざかっているモノ。
”ソレ”に触れると、吐き気がする。

戻りたいような、戻りたくないような。
ううん、戻れるかすらわからない。

そんなモノは最初から無かったのかも。
幻…だったの、かな。

蜃気楼のような　もの　だったの　かな

絶対運命黙示録

僕は、ボクは
確かにそれを知っていたんだ
そして、侵食されていた
いまも、侵食されている
昔から影響を受けやすくて

でも、総てはしらなかったんだ
それも総てではないのかもしれないけれど

知って　今　なお

侵食されてゆく心

ボクはああなれないだろうけれど
変わる前の「ボク」に近いのかもしれないけれど

ちょっとだけ　うらやましかったり　するんだ

『生きてるのってきもちわるいよね』

それでも 倖せにはなれない

失ったコトでカラッポになるモノ
失ったモノでカラッポになるコト

犯してしまった罪は消えない
消えない
永遠に
無かったコトには出来ない

受けるべき罰は終わらない
終わらせない

恨むのも憎むのも呪うのも苦しむのも
総ての矛先をひとつに向けて

忘れる？
忘れるわけがない

忘れないために。

枯れてる咽のまま声が出なくなっても

おちつこう
くるしいことはすてて
かなしいこともすてて
ぜんぶ　わすれよう

おんがくがあるから
うたがあれば　それでいい

馬鹿みたい

淋しいなら淋しいといえばいいだけなのに
わざと自分が悲しいようにやるなんて
馬鹿みたい
そしてひとりになって泣いてるなんて
馬鹿みたいだ

なにやっているのさ
そんなことで涙を流すなんて
哀しい　とおもうなんて
自業自得なのに
淋しいと思うなんて

馬鹿だよ

馬鹿だ